新聞休刊日を止めろ!

 今日(10月15日)は新聞休刊日。新聞が届かない。
 商品を作らない日、売らない日を業界ぐるみで決めるなんて……常々、おかしいと思っている。
  (2012年の新聞休刊日は、1月 2日、2月13日、4月 9日、5月 7日、6月11日、7月 9日、9月10日、10月15日、11月12日、12月10日のいずれも、月曜日の朝刊)
 日本新聞協会が、新聞販売店の慰労・休暇を目的に新聞の発行を行わない! とあらかじめ定めている。それがおかしい。
 「社会のために一日も休まず、新聞を配ってくれる販売店と店員に感謝の意味で、新聞休刊日に休んでもらう」という発想がおかしい。
 新聞休刊日があるから、休刊日以外には休暇を設けない、という発想がおかしい。時代遅れも甚だしい。
 販売店は、はっきりした休暇を設定して、店員は、正々堂々と休みを取るべきだ。(労務管理上週に1回以上の割合で、休みを設定して、人員配置と体制作りを進めている販売店もある)
 新聞休刊日はお客さんを裏切る行為ではあるまいか?
 輪転機や製作システムのメンテナンス作業(輪転印刷機のメンテナンスは労働安全衛生法で義務付けられている)に充てる時間が必要なら工夫すれば良い。
 ウエブサイトがあれば良い、という向きもある。が、新聞産業を支えているのは、宅配で購読してくれるお客さんだ。
 身体が不自由で外出できない、だからと言って、ネットで情報が読めない「お年寄り」は新聞が頼りだ。
 テレビが劣化して、ロクに見る番組がない。お年寄りは「新聞」を隅から隅まで読んでくれている。
 この「在宅読者」を大事にしなければ……僕のところには、30年ほど前に連載した「芸能界ウラのウラのウラ」の読者から、いまだにお手紙を貰う。彼らは今、「牧太郎の大きな声では言えないが」のファンになってくれている。
 毎日新聞はそうした「昔からのお客さん」に支えられている。
 新聞休刊日を無くせ!
 そして、年に一度「毎日新聞感謝の日」を作れ!
 感謝の日に、読者参加のイベントを開き、社長は販売店から推薦された「50年以上、40年、30年、20年の継続読者」を訪ね、感謝状と「お宝」をプレゼントする。
 キオスク、コンビニではこの日「毎日新聞はタダ!」で持って行って貰う。「毎日新聞、日本中で試読の日」にする。
 読者を大事にする毎日新聞だ!
 こんなこと書くと、また、会社の偉い人から睨まれそうで……このくらいで止めよう(笑)

<何だか分からない今日の名文句>
毎日新聞は老舗の味