この季節、ちょっぴり、原稿ラッシュに苦しむが……結構、楽しい季節でもある。
寒くなると、外出しないで、原稿を書きながら、隠れてDVD三昧。今日19日、韓国歴史ドラマ「竜の涙」を全159話、見終わった。約一ヶ月掛った。
その最終回。
朝鮮王朝、3代目の王・バンウォンは「日照り」に苦しみ、一人で、過酷な「雨ごい」の儀式を行う。
「兄弟も、姻戚も、義弟も、義母上も、妻さえも……苦しめて、死なせてしまいました。愚かな私は、国を救う道だと思ったのです。全ての悪業を私に負わせてください!」と叫ぶ。
王は、政敵になる者を全て殺した。
今、悔い改めて、死を覚悟した「雨乞い」。雄叫びが、天に届いたのか、やがて激しい雷雨!
朝鮮王国は助かった。「聖君になれ!」と倅・世宗に言い残して、王バンウォンは崩御した。
長い長い物語も終わった。(このエピソードは「太宗の雨」と言われ『燃藜室記述』にいう書物に記されている)
続いて、バンウォンの倅・世宗を描いた「大王世宗」を見るつもりだ。
何しろ、韓国時代劇は面白い。
韓国の政治は「殺戮」の歴史。韓国大統領選挙で、女性大統領の誕生したニュースを見ながら「父を、母を、暗殺された女性が王になる」運命にヘンに納得する。
殺しの果てに「歴史」は作られる。
日本だって「殺し合いの歴史」だ。
日本郵政はこの日、臨時取締役会で坂篤郎副社長の社長昇格を決めた。
このトップ人事に、自民党の石破茂幹事長は「政権移行時に重要人事を行うのは、断じて許されない」と強く批判した。
この人事、斎藤次郎社長の「最後っ屁」である。小沢一郎に近い斎藤さんが「小沢凋落」を見て、この「政治空白」を狙って、大蔵省(現財務省)出身の「たらい回し」人事を強行した。小沢派、最後の抵抗?
多分、自民党は許さないだろう。
「小沢派官僚」の生き残りを掛けた熾烈な争いが、いたるところで始まる。
韓国ドラマほどではないけれど(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
歴史を繰り返す