エアグルーヴが出産後に死ぬなんて

 エアグルーヴ(牝20歳、父トニービン、母ダイナカール)が4月23日午後11時、ノーザンファーム早来牧場(北海道勇払郡安平町)で、出産後の内出血で死んだ。
 8時ごろ、キングカメハメハの牡駒を出産した直後のこと。母子ともに元気だったのに……馬生はいつ何が起こるか、分からない。残念だ。
 エアグルーヴは1997年の天皇賞・秋。我が愛馬バブルカムフェローと激戦。憎らしいほど強く、バブルは惜敗した。だから、特別、思い出のある馬である。
 母親になってから、アドマイヤグルーヴ、フォゲッタブル、ルーラーシップ……と名馬を次々に産んだ。
 今年の3歳には、ラストグルーヴ(父ディープインパクト、栗東・藤原英厩舎)がいる。やっと間に合って、1戦1勝。
 先週のサンケイスポーツ賞フローラステークスに特別登録していたが、ソエで回避。でも、大物に違いないと思っている。
 今日25日のJRA経営委員会でも「エアグルーヴの急死」は話題になるだろう。
 もっと、子供を産んで欲しかった。残念だ。
 さて、週末は、古馬のチャンピオン決定戦「天皇賞・春」である。例年、これを観戦して、GWの京都で遊ぶのが「決まり」だったが……。
 24日の追い切り。断然の1番人気のゴールドシップ。降雨による馬場悪化を考慮して、予定していたCWコースから芝コースへ変更したが、行きっぷりが抜群で、2馬身前を行くシュプリームギフト(牝5歳、オープン)に3コーナーで並びかけ、ラスト200メートルは11秒6。グイッと伸びて、僚馬を突き放した。
 メチャクチャ早い!!!
 淀に行きたい。白い馬の圧勝を見たい。
 でも、今年は野暮用で行けないだろう。最後まで取っておいた「ホテルの予約」を24日夜、泣く泣くキャンセルして……これも無念である。

<何だか分からない今日の名文句>
今一度、芦毛伝説がやって来る