寅さんの向上はめちゃくちゃだ。
「やけのやんぱち日焼けの茄子、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないよ…」
「物の始まりが一ならば、国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島、 泥棒の始まりが石川の五右衛門なら、助平の始まりが小平の義雄」
「産で死んだが三島のお仙、お仙ばかりがオナゴじゃないよ。京都は極楽寺坂の門前でかの有名な小野小町が、三日三晩飲まず食わずに野たれ死んだのが三十三。とかく三という数字はあやが悪い。 三三六歩(さんさんろっぽ)で引け目が無い」
「四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れる御茶ノ水粋な姐ちゃん立ちションベン。白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い」
言いたい放題。名誉毀損(笑)ばかりだが、寅さんだから許される。
でも……その寅さんでさえ、言わないセリフがある。
「それを言っちゃあ、おしまいよ!」と寅さんが自重する「セリフ」がある。
「それ」というのは「本当のこと」「真実」。世の中には、これを「口に出したらお終い」ということがある。
例の橋下さんの「慰安婦容認発言」
それを言ったら……の「部類」ではないだろうか?
「当時は日本だけじゃなく、いろんな軍で慰安婦制度を活用していた。あれだけ銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、そんな猛者集団というか、精神的にも高ぶっている集団は、どこかで休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのはこれは誰だってわかる」
そう言われて「ご無理ごもっとも!」とは言えないわ。
まして、政治家は言えない。
橋下さん、この問題は深追いしない方が良いぜ!
<何だか分からない今日の名文句>
歴史認識に「罠」がある