30日投開票の神奈川県横須賀市長選。結果を注視していたが、やっぱり「若い二期目の現職」が強かった。
小泉進次郎が選対本部長を務め、自民、公明が推薦した無所属新人の前副市長、広川聡美氏が、無所属現職の37歳の吉田雄人氏に惜敗した。
当87185 吉田 雄人 無現
76961 広川 聡美 無新=[自][公]
8121 岸 牧子 無新=[共]
横須賀は進次郎の父・純一郎元首相以来の「小泉王国」。ところが、前回、市長選で、純一郎氏が応援した現職が落選。市民は「若さの吉田」を選んだ。
今回は小泉一家の「雪辱戦」。進次郎は、広川さんに付きっ切りで、商店街を練り歩いた。苦戦を強いられたが、それでも、猛追した。
若さを武器に市議時代にはトップ当選を重ねた吉田さん。市長1期目は財政再建に取り組み、実績がある。
多分、数年後に、国政を目指し、強力な進次郎のライバルになる。
事実、この選挙戦では、進次郎の支持者の一部が吉田さんの応援に回った。
ここで、進次郎は吉田さんを蹴落とさなければならない。この厳しい戦いで、もし、勝てば「進次郎は本物!」と言えたはずだったが……今ひとつ、及ばなかった。
「自分の選挙以上に全力を尽くしたが、全ては私の責任。若輩者の選挙対策本部長で、広川さんと奥様に申し訳ない」と深々と一礼。進次郎、お行儀は流石である。
行く行く、横須賀は「小泉進次郎VS吉田雄人」の戦いになるだろう。もしかすると、この二人から総理大臣が生まれるかも知れない。
さて、参院選の7月。
選挙運動期間は長い。何が起こっても、不思議ではない。
<何だか分からない今日の名文句>
魔物が住む「参院選」