沖縄で自民党が負けた「意義」

 21日深夜まで、参院選開票。
 31ある改選数1の選挙区(1人区)で、自民党が29勝2敗。勝率93.5%と圧勝した。
 1人区が27だった2001年に小泉純一郎首相のもとでの25勝(勝率92.5%)を抜き、自民党結党後の1956年参院選以降で、勝率は過去最高となった。
 「安倍独裁」とは言わないが「維新」「みんなの党」を加えると、改憲勢力が勢いついた!ということが言えるだろう。
 開票後、未明まで、毎日フォーラムの執筆。
 日本に忍び寄る軍国化の不安を書いた。題して「参院選で見え隠れした『軍事裁判所』への道」
 来月10日ごろ、発売なので読んでくれ!
 一週間前、選挙終盤戦の沖縄に行った。
 新人で自民公認の安里政晃氏(45)=公明推薦=と、現職で社大委員長の糸数慶子氏(65)=社民、共産、生活、みどり推薦=の一騎打ちだった。
 安倍さんは離島で応援演説をして……沖縄で勝ちたかったが、糸数慶子さんが阻んだ。
 糸数さんは「在日米軍基地の74%が面積0・6%の沖縄に集中(密度は本土の470倍以上)という異常で差別的な構造は速やかに解消されるべきだ。政府が米軍基地は日本の安全保障に不可欠というのなら、基地は日本全国で分担すべきで、沖縄に押し付ける姿勢は許せない」と訴えた。
 もし、安倍改憲独裁を阻止することが出来るとすれば……糸数さんの勝利、「沖縄の民意」かも知れない。
 これから、ちょっと眠るか。

<何だか 分からない今日の 名文句>
強い国は「軍事力」より「外交力」