野暮用ではなく、原稿の締切が押せ押せで、5日のブログお休み。申し訳けない。
それでも、三田病院の定期検診は休むわけにはいかない。午前中、仕事場を抜け出して、血の検査。
食べ過ぎで、血糖値が上がっていた。夏風邪が怖くて、十二分に食べたのがアダ?
「間食を止めろ!」と厳しく言われる。
主治医と十分ほど雑談。
僕の3人前に診察を受けた方は、「地下水の専門家」。フクシマの原発事故が起こってから、政府に「地下水対策」を訴えてきた。
主治医が言うには、政府が「地下水対策」を無視するので、自ら本を出して警鐘を鳴らしていた、という。
(「地下水」とは、広義には「地表面より下にある水」の総称。狭義では……地下水面より深い場所に「帯水層」と呼ばれる地層があり、水が満たされて飽和している。このような水を「地層水」「間隙水」「地下水」と呼ぶ。
地下水面より浅い場所で、土壌間に水が満たされずに不飽和である場合は「土壌水」。
狭義では、その両者を含めた地表面より下にある水全体は「地中水」と呼ぶらしい。
ちなみに、広義の「地下水」に対して、河川や湖沼、ため池といった陸上にある水は「表流水」と呼ばれる)
東京電力福島第1原発の敷地海側で、放射性物質に汚染された(広義の)地下水が海に漏れている問題。
東京電力は4日、海まで約2メートルの井戸で採取した地下水から、1リットルあたり550ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。
海に漏れていることも大変だが「生活の水」が汚染されていることは、もっと重大だ。
「専門家の患者さん」にとっては「何を今更!」という印象らしい。
地下水で、利根川水系が汚染されたら?利根川水系は首都圏の「生活の水」だ。
千葉県、埼玉県及び東京都内の公共用水域における環境基準点調査(2012年12月3日~2013年2月20日 65点で調査)では、放射性セシウムの最大値で(前回の7600ベクレルを超え)1万4200ベクレルを検出している。
環境省は「概ね減少又は横ばいで推移」と発表しているが……逆に言えば、最大値では、大きく悪化していると見るべきだ。
(千葉県柏市の上沼橋で1万4000ベクレル計測)
ジワジワと地下水が汚染している。
政府の尻を叩かねば!
いくら金が掛かっても、抜本的な対策を取らないと、日本はヤバイ!
さて、8日朝、五輪招致に結論が出る。
日本国には、他に「やるべきこと」がたくさんある。
落選しても、イイじゃないか?
<何だか分からない今日の名文句>
世界のどの場所よりも、この砂漠で
「ありがとう」を学んだ
水の一滴に「ありがとう」
小さな木陰に「ありがとう」
(イスラエル・C・へブロイ)