9月最後の日。旅行雑誌「ノジュール」10月号が届いた。
明日から2ヶ月、徐々に色づく紅葉。で、特集は「とびきりの紅葉を訪ねる旅」
ことしは、紅葉列車でも乗ろうか?
例えば、京都の嵯峨野トロッコ列車。保津峡の渓谷に沿って走っていた旧山陰本線を使って走る。紅葉がダイレクトに目に飛び込んでくる。
この間の台風の影響で、運行が心配されたが、復旧したらしい。
この先、何回、桜が見えるのか?
何回、紅葉を楽しむことが出来るのか?
ちょっと体調が悪いと、ロクなことしか考えない。
で、御茶ノ水の名医・神尾病院へ行くことにした。
市販の薬では、埒が明かない。
「喉が真っ赤ですね」で抗生物質を貰った。抗生物質でなければ、回復しないのか? 安心しつつ、落ち込む。
毎日新聞の大先輩、 山崎豊子さんが亡くなった。
老舗の昆布屋の娘だった山崎さんは、旧制女専を卒業後、毎日新聞社に入社。大阪本社学芸部に勤務して、当時の学芸副部長・井上靖さんのもとで、記者修業。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957年(昭和32年)に生家の昆布屋をモデルに、親子二代の商人を主人公とした『暖簾』を刊行して作家デビューした。
「不毛地帯」など、サンデー毎日でも、話題作を発表してくれた。
社会派の重鎮。密かに「オウム真理教事件」を彼女に書いてもらいたい、と思っていたが……残念だ。
夕方、新潟の知人から「コシシカリの新米」が届く。
秋だなあ!
<何だか分からない今日の名文句>
五感で愉しむ紅葉