「WiLL」のスクープで学ぶ

 15日朝、やっと暇が出来たので、 月刊「WiLL」12月号を読んでいたら、大スクープにぶつかった。
 「朱建栄拘束事件の真相」である。
 日中関係や中国政治に関して、日本のテレビで積極的に発言していた(甲高い声なので、正直に言えば「嫌いな方」だが)東洋学園大教授の中国人学者、朱建栄さんが中国で消息を絶って、3カ月。
 7月、情報漏洩の疑いで、上海市内で拘束され、浙江省で取り調べを受けたことが確認されたが、拘束の理由は謎のままだった。
 ところが……「これが、中国政府を刺激した」という情報が明らかにされている。
 彼とメールのやり取りをしていた、東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉さんが書いたものだが、読んでみると「なるほど」と納得出来る。(もちろん、事件の背景がすべて分かった訳ではないが)
 記事の内容に具体的に触れたいが、間違った「引用」になると、迷惑を掛ける。微妙な言い回しで、それこそ他に拘束される人が出たりするかも知れない……ただ言えることは……この記事を読むと「大衆路線と言いながら弾圧、弾圧の中国という野蛮の国」の本音がよく分かるということだ。
 これがスクープ!というものだ。考えさせる特ダネである。
 昨今、有力週刊誌が、溺れた犬をさらに虐めて溜飲を下げているが、たまには週刊誌も、本物のスクープをしたらどうだ!
 それにしても「総合週刊誌実売19期連続一位」(笑)の週刊文春が、やっと「みのもんたバッシング」を止めたら、今度は「征韓論」?
 ヒステリック過ぎませんか?
 それとも、安倍政権のご用週刊誌になったのか?
 もちろん、「WiLL」は右寄り。(極右という人もある)かなり過激に、安倍さんを持ち上げているが……理論武装はお上手だ。
 それにしても、右寄り、左寄りであろうと、何故、メディアに「特定秘密保護法」に異議を唱えないのか?
 来週、一部修正で衆院を通るだろう。
 このままで良いのか? スクープがない「世の中」になって良いのか?

<何だか 分からない今日の名文句>
中国は「従群衆来 到群衆中去」を忘れた