2日、笹川陽平さんから、近著「残心」が送られてきた。
笹川 良平の3男として、75年間、生きた男の一生を、包み隠さず書いている。特に父親の思い出が面白い。
陽平さんは、妾腹の子。だから、こどもの頃は、別れ別れだったらしい。
「残心(ざんしん)」というタイトルがまた良い。
残身や残芯と書くこともあるが……文字通り解釈すると「心が途切れないという意味」か?
陽平さんは「技」を終えた後、力を緩めたり、くつろいでいながらも「注意」を払っている状態にあるのだろう。
それに、もう一つ気になるのが、日刊ゲンダイの連載物、五木寛之の「流されゆく日々」。
戦中の話が、面白くて……時々、読む。(最近の「健康もの」はあまり説得力がないので読まなかったが……)今週は「戦中、戦後の競馬場風景」。面白い。
五木さんの「競馬もの」は珍しいが、こちらも「お父上」の思い出。お父上と一緒に行った競馬場は平壌だった、という。
昭和10年代は「緊張の時代」だったはずだが……「非常時の競馬場」には興味がある。
続けて、読みたい。
隅田川沿いの小さな庭に、コスモスが咲いた。
もうじき、梅雨?
<何だか分からない今日の名文句>
競馬場は牧歌的平和主義