一日がかりの内視鏡検査は?

 7日は、終日、国際医療福祉大三田病院で大腸の内視鏡検査。
 午前9時に内視鏡センターに入り、解放されたのは午後6時。まさに「終日」だった。
 前日にも準備がいる。
 まず、食事。前日は植物繊維はダメ。脂肪の少ないものにする。それに、コーンスープなどツブツブしたものはダメ。うどんは良いが、ネギなど薬味はアウト。
 で、前日は、朝、トーストとアイスクリーム。カスが残らないジュース。
 昼は、お粥と冷奴。夜もお粥と冷奴にした。夕食は午後9時以降はダメ。水分だけ。
 もちろん、当日は朝昼、絶食。
 次に薬。下剤を大量に?飲む。午後6時に、マグコロール1パックを180?の水と溶いて、午後9時までに、ラキソベロン1本300?以上の水に溶かして飲む。
 夜中に、下痢になった。
 当日は、午前9時半から、一時間、洗腸液を飲み続ける。これが難儀。
 腸が綺麗になった!と認められるまで、2時間以上、掛かった。
 本番の検査の順が遅い。順番が回ってきたのは、午後4時。それまで、持参した雑誌を読むしかない。(月刊誌「創」を用意。「大宅賞の改革とノンフィクション界の危機」は興味深かった。ノンフィクション作家は喰えない、という)
 さて、何で、急な内視鏡検査をすることになったのか?
 実は、約3週間前から、便が極端に細くなった。
 主治医に相談すると「もしかすると、大腸、直腸に腫瘍が出来たのではないか?」と言う。「念のため」だが、本人は「ガンになったのか?」
 ちょうど、その頃、知人が大腸ガンで「余命1年!」と診断された、と聞いたので……ちょっと、気弱になっていた。
 検査は、安定剤を打ったので、朦朧としているうちに終わった。どのくらい時間が掛かったか、分からなかった。
 で、結論は……大腸、直腸、肛門は綺麗で「安心していい」と写真を見せてくれた。
 ホッとした。気分は万歳!だった。(盲腸にポリープが一つ。「組織の一部を摘まんだけど、良性なら切らないよ」と言われた)
 どうやら、一安心。
 それにしても、どうして「便が細くなった」かは、相変わらず分からない。

<何だか分からない今日の名文句>
ギリシャのヒポクラテス、曰く
「健全なる体を心掛ける者は
完全なる排泄を心掛けねばならない」