真に偉大な人間は人に仕える者であって、人を支配し、人の上に君臨するものではない!
キリストはそう言い続けた。
「仕える(ディアコノーン)」とは「奉仕」のことである。
少しは、人に奉仕して、一生を過ごしたい、なんて思ったりするが、それが出来ない。
つくづく、自分勝手な男だ!と思う。
今日10月9日「60歳台最後の日」を迎えた。
47歳で脳卒中で倒れた時、「60歳まで、生きられるのか?」なんて思ったりした。
こんな不自由な身体で、生き延びても仕方ない、と真剣に「自殺」を考えた頃もある。
そんなことにはならなかったが……多分、60歳台で、この世にオサラバだ!と信じていた……それなのに、人の役に立たず、馬齢を重ね、70歳を迎える。
恥ずかしい思いだ。
数日前、夜中に、ヘンな夢を見て、目が覚めたら「暗黒」に取り込められた気分になった。どうにも、自分がコントロール出来ず……なんで、こんな気分になるのか?
特別……罪深いことは無いと思うけど、あまりに利己的に生きたことに、神が怒っているのかもしれない。
許して下さい。
8日夜、日大一高からの友人Mが、流山から、やって来てくれた。
人形町で、飲む。
宇宙観 宗教観が話題になった。
Mは僕以上に利己的だ。「俺は三男坊の現実主義者だから、宗教を信じない」が口癖で、好きな事だけやる人間だ。
57歳でサッサと早期退職。三年間、指圧の学校に学び、その後は、中国語の大学に行き、今は、中国語の翻訳とテニスの毎日。羨ましい。
自分のことだけしか考えない男だが……「車で10分のところで、墓を買った。それで……死ぬまでに恋愛をしてみたい!」というのだ。
70歳になって?驚いた。
恋愛とは「尽くすこと」なんだよ!
「相手はいるの?」と聞けば「居ない! ただ、恋がしたいんだ」と深刻である。
70歳になると、人間、奇妙な気分になるのものなのか?
「どうしても、恋がしたいのなら、老人ホームに入れば良い」と無責任に提案した。
元気者ばかりの老人ホームは「花盛り」なんだから(笑)。
<何だか分からない今日の名文句>
給仕する者は「天使」である