あんなに遠く離れた台風18号の影響で、鬼怒川決壊。普段、緩やかな河川が突如、牙を抜き、一瞬のうちに、そこに棲む人間たちの「全て」を奪う。
10日はテレビに釘抜けで……ただただ、茫然。自然って、恐ろしい。
新聞記者になった1967年8月、新潟支局で、羽越豪雨を経験した。鉄砲水で100人を越す人が犠牲になった。
あの時と同じような「叩くつけられた恐怖」だ。
たった一ッ箇所、堤防にヒビが入っただけで……
大惨事になる。
政治も同じだ。
戦争法案が参議院で強行採決される日が刻々と、近づいている。
戦争ごっこ大好きな安倍さんが、平和憲法に「解釈の変更」というヒビを入れようとしている。
「国民の安全のため」と嘘をついて、他国のために戦う!!
毎度、お馴染み「失敗ばかりのアメリカの戦争」に喜び勇んで加担する。
褒めてください!大統領閣下!
安倍さんは、そう思っている。ああ、何という、幼児ナショナリズム。
安倍さんが憲法に入れようとするヒビは「日本の決壊」に繋がる。アメリカの敵は「日本の敵」になる。
どんなに遠いところであっても、一度、武力行使をすれば、アメリカの敵は日本人を標的にする。
今回の鬼怒川決壊は「自然の恐ろしさ」と「指導者の慢心の結果」を教えてくれた、と僕は思う。
13日から始まる、週ブッ通しで抗議活動が続く。参加したい。
国会包囲にみんなと一緒に、参加したい。
今となっては、これしかない!
世論の怒りが盛り上がり……ドンデン返し!を狙おうじゃないか。
<何だか分からない今日の名文句>
「沈黙」に神は怒っている