社会部旧友会で長唄三味線を楽しんたが、心配な「岸井問題」

 10日夜は毎日新聞社会部の旧友会。政治部旧友会と比べ、こちらは盛況。昨今「社会部帝国主義」と囁かれるほど、社内の要職を社会部出身者が占めている。そんな「勢い」にも関係があるのか?

 それでも、この2年間で、17人の先輩が亡くなっていた。で、黙祷。

 例の「ロッキードの毎日」を指揮した牧内元社会部長が乾杯の挨拶。矍鑠として、90歳とは見えない。普段「120歳まで生きる」と豪語していたが、今回は「東京オリンピックまで見れば良い」と大人しかった(笑)

  例の「遅れた原節子死亡記事」を叱ったり……「独断と偏見の牧内」は健在!

 二年先輩の板垣さんが「来年はロッキード事件から40年」と話していたが、時はあっという間に「過去」になる。

 アトラクションは大坪社会部長の「知り合いの方」三人の長唄三味線演奏。美しい和服姿。一流の料亭に来た気分を満悦した。

 40人ぐらいの人と歓談。みんな心配しているのが岸井問題である。TBSの看板ニュース番組『NEWS23』のアンカー、岸井成格が(彼は社会部ではなく、政治部出身だが)安倍周辺からの「圧力」を受けながら奮闘している。

 TBSが「圧力」に負け、岸井を降板させれば、テレビ局は「言論の墓場」になってしまう。

 社会部先輩の中で「右翼」と言われる加藤先輩が「岸井と考え方は違うが、彼の言論が封じ込められるのは絶対に許されない!」。

 頑張れ!TBS!

 TBSの社長は、毎日新聞の記者だったこともあるTクン。勇気ある、賢明な選択を期待したい。

 「考え方は違うが」で、思い出した。「ちょっと考え方は違うが尊敬する笹川陽平さん」の半生をフジテレビが放送する。「差別の病と生きて〜ハンセン病の今」。12月13日日曜日、14時から14時55分。見なければ。

<何だか分からない今日の名文句>

考え方が違うから「民主主義」