全ては「野党の弱さ」にある

 ジャーナリストや政治学者の多くは「安倍政権の強さ」の源泉は①国政選挙の連戦連勝②高い支持率③党内融和………と見ている。

 しかし、そうだろうか?

 選挙に勝っているが、よく分析すれば、自民党の得票率は下がっている。「棄権」に助けられている。

 高い支持率?

 確かにそうだが、世論調査には、どちらかと言うと「政権より」の巧みな世論操作が隠れている。

 多くの政治記者は「政権運営の巧みさ」を挙げているが、今の自民党、(小選挙区制であるから)選挙の前から「候補者は安倍一色」。党内融和、というほどのことではない。公明党対策が出来ればOKなのだ。

 そう考えれば、安倍政権の強さは、かなり「不確実」である。

 むしろ「安倍政権の強さの源泉」は他のところにある。

 それは「野党の弱さ」である。これが全てである。

 未だに、人々は何かあると「民主党よりマシだ」という。民主党は信頼を失ったままだ。

 民主党は、連合以外、有力な支持団体を持たない。無党派層が頼り!だが、民主党は「無党派層の思い」を理解していない。

 安保法制反対のウネリの中で、共産党は「国民連合構想」をいち早く発表した。野党第一党・民主党は遅れを取った。

 それ以降、民主党は右往左往するばかりだ。

 (はっきり言わせて貰えば、共産党の国民連合構想の発表が、幾分、早過ぎた。でも、これは、結果論で、どうしようもない)

 日本人の良識派に取って「国民連合」しか、安倍独裁政権を倒す術はない。

 安倍さんは、4日午前、首相官邸で年頭の記者会見。憲法改正について「参院選でしっかり訴えていく。その中で国民的な議論を深めていきたい」と述べ、参院選で民意を問う考えを明確にした。

 毎日新聞の元旦の報道などによると、安倍政権は、憲法改正で大規模災害を想定した「緊急事態条項」の追加を目指す方針を固めている。

 与党は参院で改憲発議に必要な「3分の2以上」(162議席)を下回っているが、ここで「国民連合」が出来ず「弱い野党」が惨敗すれば、参院選で「おおさか維新の会」などを含む改憲勢力が3分の2ラインを超えることになるだろう。

 そうなると……日本は(アメリカの属国として)

 戦争に一直線だ。

 ことしは、日本の運命を決める年になるだろう。

  改めて、言いたい。野党が団結しなければ、日本はメチャクシャになるだろう。

 岡田さん!(絶妙のタイミングで)決断してくれ!

 「国民連合」が出来れば、自民プラス公明の当選者を45議席前後に止めることが出来る。

 共産党は嫌だ!なんて言っている場合なのか?

 まだ、勝負はついていない!

<何だか分からない今日の名文句>

安倍政権でも「一寸先は闇」