なぜ、観音は「千手千眼」なのか?

 今朝(22日3時頃)右手が動いた「夢」を見て、目を覚ました。

 勿論、脳卒中の後遺症で、右手はピクリとも動かない。(右手のリハビリは続けているけど)
 
 な〜あんだ。夢なのか。
 
 十一面観音、千手観音……顔も手も幾つもある神様に申し上げる!
 
 手の一本ぐらい、譲ってくれても良いじゃないか!(笑)
 
 何で、こんな夢を見るんだろう。
 
 このところ、病院で、癌の疑いの検査ばかりしているので、こんな「健康絡みの夢」を見るのだろう。
 
 ちょっぴり 憂鬱である。
 
 それにしても、観音さまは、なぜ、千手千眼なのだろう?(これを「多面多臂」というらしいが)
 
 眠れないので、ネットで、その秘密を勉強してみた。
 
 佐久間留理子さんという研究者の分析が面白い。(1962年、神戸市生まれ。大阪外国語大学外国語学部タイ・ベトナム語学科卒業。現在、公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員)
 
 インド・ネパールで、宗教図像などに関する現地調査を長年にわたり、続けている方らしい。
 
 彼女の説によると、千手観音は各々の手に、一つずつ「眼」を持っている。「千眼」は紀元前に編集されたバラモン教聖典「リグ・ヴェーダ」に、すでに説明されている。
 
 その歴史が、おもしろそうで……夢中になった。
 
 歳をとると、ヘンなことに興味を持つんだなあ(笑)
 
 今日は、大分、暖かくなるというので「野暮用先」から、ちょっと遠出するか。
 
<何だか分からない今日の名文句>
 
 「千手千眼観世音」は、衆生をあまねく
 
 済度する大願を 
 
 千本の手に表す観音。
 
 <千は無量円満を表す>