「蕎麦春秋」夏号の締切を忘れてしまった。21日土曜日未明にやっと書き上げた。
それから眠ったら、久しぶりに、お袋の夢を見た。で、昼、深川の「法乗院 閻魔堂」に拝みに行った。
五月晴れである。
急に、腹が減った。蕎麦でも食べよう!と思ったが、このところ、日本の蕎麦は「美味いけど高い」。不満である。
江戸時代、蕎麦は安い!ものだった。職人の手間賃が400~500文の文化、文政の頃(要するに19世紀初め)、蕎麦は16文だった。ウナギは200文だった。蕎麦は安かった。
(最も「更級の蕎麦は良いけれど 高稲荷 森を眺めて 二度とコンコン」という狂歌があったぐらいだから「高い店」もあったのだろう。更級の裏手に三田稲荷があった。「森」と「蕎麦の盛り」を掛け、二度と来ない!と言いたかった?)
蕎麦で、今時、1500円も使うのは、勿体無いような気もする。
そんなことを考えていたら……「閻魔堂」の前に「月島方面行」のバスが止まった。
閃いた。「月島で、もんじゃを食べよう!」と決めた。
最近、月島に行った記憶はない。で、月島駅前のバス停から「もんじゃ焼き」の横丁まで、大分、歩いた。
大賑わいだった。「もんじゃ焼き」は60店ほどあるらしい。横丁に美空ひばりの歌が流れている。「花のお江戸の闇太郎~」のアレである。
どこに入って良いのか?分からないが……ともかく、大正ロマン的な雰囲気な店にした。
「スタミナもんじゃ」に「牡蠣焼き」。確かに美味い。
で、お代は2000円弱。高いのか?やすいのか?
まあ、小旅行をした!と考えれば、儲けもんだった。
<何だか分からない今日の名文句>
早い、安い、おいしい!の三拍子