11日は安政江戸地震が起こった日。(安政2年10月2日。新暦で1855年11月11日)
午後10時頃、ドドン!と来た。M7。仕事場のある柳橋から数キロの隅田川河口付近の活断層が震源。5000人ぐらい、死んだ。
亡くなった母は、この日が来ると決まって「地震は忘れた頃にやって来る」と怖さを教えてくれた。
気をつけなければ……江戸直下型来るかも知れない。
「角さん、ほめられ過ぎですよ! 異常人気の角栄本の正しい読み方」 (扶桑社新書)という本が送られてきた。
中尾庸蔵さんが書いた本だ。中尾さんは、駆け出しの新潟支局の頃、知り合った人物。「NHKに中尾あり!」と言われた敏腕記者で、何度も、中尾さんに抜けれた「苦い経験」がある。
「天才」「田中角栄100の言葉」など角栄本がヒットしているが、中尾さんの本は「角栄はそれほど偉くない」というトーンである。 読むべきところも多いけど……
江戸っ子記者の当方、「権力者が生きたいる間は、徹底的に批判しなさい。でも、死んだら褒めまくれ!」と母親に言われていたので……この本は好きになれない。
人間を死んだら「反論」出来ないのだから。
でも、出版記念の会には行きたいと思っているけど。
<何だか分からない今日の名文句>
死人に口無し