中曽根さん白寿!「黒い霧」はあの世に持っていくの?

 22日午前。錦糸町で筋トレ。嫌に風が強い。生パスタの「青いリンゴ」で昼飯。その後、仕事場に籠る。

 「中曽根康弘先生の白寿を祝う会」の案内状が来た。中曽根さん、5月27日、99歳になる。

 ということは、同い年の田中角栄さんも生きていれば100歳を迎えるのか?

 政治記者の時、中曽根内閣の首相官邸キャップを勤め「中曽根内閣1806日」という著書もある。思い出いっぱいの政治家だ。

 聞かなければならないことも残っている。

 小説「金環蝕」(石川達三作)のモデル・九頭竜ダム汚職事件(1965年)である。

 電源開発が計画した九頭竜川のダムの建設をめぐり、第一工区は指名競争入札で行われた。その時、41億円の最高額で入札した鹿島建設が落札してしまう。間組、熊谷組、西松建設、前田建設の4社が最低落札価格を超えていない!という理由で失格となった。

 この不可解な入札。池田勇人首相への政治献金を約束した鹿島建設と電源開発が結託して行った、という噂。疑獄事件に発展するかに見えた。

 早稲田大学新聞学科の学生だった僕には、興味があった。

 首相秘書官と、事件を追及していたジャーナリストが不自然な死を遂げ、問題はうやむやになった。

 この事件の真相を知るのは、今となっては、当時の若手政治家、中曽根さんと「お友達」の敏腕記者「ナベツネさん」しかいない!と目星をつけているのだが……真相は、二人とも「墓場」まで持っていくんだろう。

 案内状を読むと「ナベツネさん」は「白寿を祝う会」の発起人だった。

 さて、今日3月23日は「森友事件の証人喚問」。どこまで、真実が明らかになるのか?

 少しは期待してるのだが……。

<何だか分からない今日の名文句>

金環蝕とは

太陽が月の後ろに隠れて細い光輪状になること