世界陸上に夢中ではあるが……気になったのは、プロ野球・中日の岩瀬仁紀投手(42)が6日、950試合目の登板を果たし、歴代最多記録を塗り替えた。おめでとう!
でも、これで「第2位」になってしまった快記録が存在する。阪急(現オリックス)などで活躍した米田哲也さん(現在79歳)は40年前、949試合登板の大記録を打ち立てた。
1956年、阪急に入団。1年目から51試合に登板し9勝。2年目以降は19年連続で2桁勝利を挙げ、阪神、近鉄と渡り歩いて77年に引退した。22年間で949試合に登板。350勝を挙げた。大記録である。
949試合のうち、626試合が先発である。歴代最多404セーブを挙げ、現在は主に中継ぎで活躍する岩瀬。確かに大記録だが「米田さんの記録」とは「中味」が違う。米田さんは、二日連続完投なんてこともあった。
先発完投型の時代。先発、中継ぎ、抑えの分業制の時代。時代ごとに「感動」が違う。二人のプレーは全く違う「記録」のように思えるのだが……僕は「米田の949試合登板」を忘れない。
今日7日の毎日新聞夕刊「牧太郎の大きな声では言えないが」で「東京五輪を返上しろ!」と書いてしまった。毎日新聞社は東京五輪公式スポンサー。謂わば、五輪応援団である。「返上!」なんて書けない!と思ったが、デスクから「自由に書いてもらって結構!」と言われ、本音を書いた。
東京五輪は安倍首相が「福島の汚染水はアンダーコントロールされている」と全世界にウソをついて招致した。安倍内閣は「東京五輪のため」という美名の下で、人権を制限する共謀罪法案を無理やり成立させた。東京五輪のお陰で、民主主義が壊されようとしている。我々は「東京五輪病」を返上すべきだ!
ここまで、本音を書いてしまったが、何も言われなかった。やっぱり、毎日新聞は、どこの新聞より「自由」なんだ。ありがとう。
<何だか分からない今日の名文句>
カネ紛れの「五輪」で良いの?