衆院選の「自民圧勝」で、株価が連騰しているらしい。選挙中も上がっていたから、兜町は局地バブル?ウハウハらしい。
でも、この株高は「官製相場」で無理矢理創った「見せかけの数字」である。
そのカラクリを、今日24日の毎日新聞夕刊「牧太郎の大きな声では言えないが」で指摘した。
題して「兜町の慢心?日銀の慢心」。
局地バブルの日本国は慢心している。
夕刊を読んでくれ!
ここでは「大声」では書なった「もう一つの危機」に触れたい。
消費税増税と景気の関係である。
2019年10月に消費税が10%になったら、景気後退は避けられない。これは歴史が教えている。
その時、日銀はどうするのだろう?
日銀は金融緩和という「伝家の宝刀」を抜く。しかし、抜けない。何故なら、すでに、というより恒常的に「抜きっぱなし」なのだから。官製相場を維持するために「抜きっぱなし」なのだ。
その大事な時「伝家の宝刀」を抜くためには、一度、「鞘」に収めなければならない。つまり「金融引き締め」である。
2019年10月の消費税増税の時までに、金利を上げて、市中に出回ったカネを回収しなければならない。
そうなったら……もし、長期金利を1%~2%ぐらいまで上げたとしたら、今の局地バブルは一気に崩壊する。
むしろ、消費税増税反対に反対する野党の方が冷静なのだ。
もっとも、安倍政権は「やるぞ!やるぞ!」と言いながら、財務省を騙して、また凍結する!と兜町は見破っているのかも知れないが(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
「慢」とは仏教が教える煩悩。
思い上がり、油断すること。