この一週間、安倍圧勝の衆院選を分析していたが、この圧勝劇は「1933年のナチス選挙」に瓜二つ、という結論に辿り着いた。
1933年は、ドイツにヒトラー内閣が成立した年。ヒトラーは政権基盤を固めるために議会を解散。3月5日に総選挙を行うことを決めた。
投票日の約10日前、正確には2月27日午後9時30分頃、国会議事堂に火の手があがった。
消防車は10時少し前に到着したが、火はかなり燃え広がっていた。
放火である。
焼け残った建物の陰でちぢこまっていた半裸の人物マリヌス・ファン・デア・ルッベが発見された。ルッベはオランダ人でオランダ共産党員だった。ルッベは放火の動機は「資本主義に対する抗議」と主張したが、どうみても狂人。プロイセン内務省のディールス政治警察部長も「一人の狂人の単独犯行」と推定した。
しかし、ヒトラーは「共産主義者による反乱計画の一端」と言い張る。「コミュニストの幹部は一人残らず銃殺だ。共産党議員は全員今夜中に吊し首にしてやる。コミュニストの仲間は一人残らず牢にぶち込め。社会民主党員も同じだ!」と叫び、単独犯行説を一蹴した。
騒然となった。共産党員、社会民主党員が次々に逮捕され、一部は殺された。
選挙の結果、100議席を持っていた共産党は81議席へ後退。一方ナチス党は199議席から288議席へと躍進した。それでも、全体の647議席の過半数獲得には至らなかった。
しかし、3月23日の議会召集日、出席したのは535人。多くの共産党、社会民主党の議員は逮捕→死刑を恐れ欠席した。
ヒトラーは「法的考慮に左右されず、反対勢力と決着をつける」ためと主張して 「国民と国家の保護のための大統領令」と「ドイツ国民への裏切りと反逆的策動に対する大統領令」を提案した。
出席した社会民主党議員は全員が反対したが、ナチス党はドイツ国家人民党と中央党の協力を得て3分の2の賛成を確保し、この全権委任法を成立させた。
これが、ナチスドイツの独裁政治のスタートだった。
安倍政権はナチスドイツと似ている。真似している。
北朝鮮の脅威と憎悪を煽った。 Jアラートを徹底的に利用した。
北のミサイルは上空で落下しても、燃え尽きる。落雷より小さい「影響」だ。Jアラートなんて必要ない。
それなのに、安倍さんは必要もないJアラートを徹底的に利用した。
わざわざ、電車を止めたりして、国民を脅し、共産党を始めとする「反安倍勢力」を牽制し、安保法制の正当性をアピールした。
ハッキリ言おう!
一部の、ホンの一部だが、日本人は馬鹿だった。「安倍の策謀」に騙された。
その策謀に、極右の小池さんが加担した。そして、リベラルを排除して、野党を分断した。「排除」とはナチスの「得意技」である。
これが、僕の分析である。 このままでは、日本はナチスになるだろう。
31日は、木枯らし一番。確かに、寒くなった。
<何だか分からない今日の名文句>
本当は極右の
「維新」と「希望」が合体したら
安倍は日本のヒトラーになる