かなり前になるが、4 月23日のブログで「米朝首脳会談の場所は何処か? メディアはスクープしろ!」と書いた。
歴史的な会談が何処になるのか?
話し合いの中味より「○○宣言」というネーミングの方が大事なのだ。歴史本に記憶されるのは「交渉の中味」ではなく「場所」だから。
米朝に取って、相応しい場所は何処か?
4月23日のブログで、僕は候補地を挙げた。
①<板門店の共同警備区域>
②<韓国・済州島>
③<欧州のスイス、スウェーデン>
④<北朝鮮から近いアジア、北京、シンガポール、ハノイ、ウランバートル、日本>
⑤<平壌かワシントン>
その後、様々な理由で候補は消され、最近、CNNはシンガポールが最有力!と報道したが……どうだろうか?
8日夜、中国国営通信新華社は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問、習近平国家主席と会談した!と報じた。
再訪問の理由はズバリ「米中首脳会談の場所」である。
金正恩は「会談の場所」に関する「中国の意向」を聴取した。と言うより、中国に賛同した!というのが、本当だろう。
6月初めの米朝首脳会談の最大のテーマは朝鮮半島の非核化。というけど、本当は違う。アメリカが、中国が「北朝鮮の金支配」を許すか。どうか?である。
金正恩は「中国の許し」を得た!とアピールしている。再訪問で、重ねて発信した。
その上で、アメリカが求める「場所」で、歴史的会談を開き、アメリカの「北朝鮮の金体制」容認を取り付けるつもりだ。
つまり、会談は事実上、北朝鮮、アメリカ、中国の間で進んでいるのだ。
最大のテーマが「非核化」であれば、ロシア、日本が事前協議に入るべきだが、お声が掛かっていない。
つまり、会場が、何処であるか? それが分かれば、米朝首脳会談(実は米中朝会談だけど)が成功するか?が分かる。
ハッキリ言えば、株価は「会場決定」で動く。
日本政府は「会場」を知らされていないだろう。
ここでも、蚊帳の外だけど、それはそれで良い。
とりあえず、米朝首脳会談の前日に、日米首脳会談をセットすれば良いのだから。
8日は野暮用で忙しくて、ブログを休んだ。御免なさい。
<何だか分からない今日の名文句>
古い日本とそっくり?
「金」王室支配という国体