西城秀樹、死す。三度倒れると‥‥

 ショックだった。同期生・岸井が亡くなったのもショックだったが、西城秀樹が亡くなったのは、もっとショックだった。

 二度の脳梗塞を乗り切った西城秀樹は懸命の努力。奇跡のリハビリで、右半身麻痺を克服して、舞台に立っていた。

 我々は、彼に勇気付けられてきた。「西城秀樹のようになりたい!」と思ったのは、脳卒中患者の僕だけではない。

 心の底で「生涯歌手の西城に続け!」が隠れた合言葉だった。

 その「リハビリの神さま」が還らぬ人になるなんて‥‥

 僕が脳出血、続いて脳梗塞を起こした時、医師は「もう一度、倒れると、お陀仏だよ」と笑っていたが、三度、起こると‥‥これは、運命なのだろう。

 リハビリが名人でも、運命は変えられない、ということか。

 それにしても、63歳は若すぎる。

 70歳を超えた脳卒中患者は覚悟しなければ‥‥

<何だか分からない今日の名文句>

脳の病も百花繚乱?