米山隆一前知事の辞職に伴う新潟県知事選。
激戦だったが、自民、公明両党が支持する前海上保安庁次長、花角英世さんが勝った。
森友、加計学園問題などで、政府・与党に逆風が吹く中、事実上の与野党対決で、野党共闘が負けたのは何故か?
日大アメフト問題、紀州のドンファン変死……など、次々に「新しいニュース」が飛び込み、人々はモリカケに飽きていた。
そんな分析も出来ないではないが、人々は「安倍政治も信じられないが、野党はもっと信じられない」と思っているのかも知れない。
このままでは、安倍三選の可能性大?
10日、句集「ホモサピエンス」が届いた。
著者は? 飯塚國光?
最初は誰だか?分からなかった。
ただ「國光」といえば、アイツしかいないだろう?で、日大一高の同窓会名簿を点検。「柏市で鍼灸師をやっている飯塚國光」」と判明した。
奴が俳句をしているとは知らなかった。
「腰巻」に、こう書いてある。
激流の岩にとりつく冬鷗
激流の中に岩が突き出ている。その岩に一羽の鷗がとまっている。一歩まちがえれば激流に呑み込まれそうな場所に、鷗はなぜとりついているのだろう。轟々たる響きの中に、鷗はどうして留まっているのだろう。不思議な感じがしないでもない。この冬鷗の行動はしかし、ある日ある時の私たちの蒙昩ぶりを暗示しているようにも受けとられる。その時私たちは、激流の危険を感じとっていない。
<大串章(「百鳥の俳句」より)>
良い文章だ。
日大を卒業してから「山崎製パン」に勤務したような記憶があるが……視力が弱り、鍼灸師になったらしい。
まさに、彼の人生「激流」だったのだろう。
激流の岩にとりつく冬鷗
素晴らしい一句だ。
國光!ありがとう!
俺も頑張るぞ!
<何だか分からない今日の名文句>
鯉のぼり20世紀の風を呑む
(國光の傑作)