78歳のフリーライター「いのうえせつこ」さんのこと。言語聴覚士・横張琴子さんのこと。

  昨日12日、毎日新聞の同僚から、社会部に届いた「僕宛の郵便物」が転送されてきた
 
  まだ「客員編集委員」という肩書が付いているので〝後輩〟たちが配慮してくれているのだろう。
 
  ありがとう!
 
  送られきた郵便物はハガキが大半だったが、中に「分厚いもの」が二つあった。紹介しよう。
 
  <その1>いのうえせつこ著「78歳<共謀罪廃止を求めて>ひとりから」
 
  フリーライターの「いのうえ」という女性が、昨年7月30日のコラム「牧太郎の大きな声では言えないが」で、僕が紹介した「戦時、自由を追い求めた山本宣治」に興味を抱いた。で、独自の「山宣研究」を始め、彼の生まれ故郷を尋ねたりしているらしい。
 
  その時々、彼女はキャッチした情報を日記風に記録。一冊の本にした!というのだ。
 
  全部で187ページ。日記というより、立派な時評になっている。しかも、明確な「反安倍」の姿勢を貫いている。
 
  凄い! 78歳とは思えない行動力に圧倒された。
 
  僕の知らなかった「山宣」の動きを、この本で勉強させて貰った。ありがとう。
 
  <その2>横張琴子さん編著の画集「生命の灯ふたたび2」
 
  横張さんは有名な言語聴覚士。僕は知らなかったが、以前、脳卒中患者の僕が新潟で「闘病」の辛さを講演した時の「お客さん」だったらしい。彼女が言うには、僕の講演に共鳴して「この道一筋」を選んだらしい。
 
  その横張さん、手が動かなくなった患者に「絵」を教え、素晴らしい成果を上げている。
 
  この画集は「重い障害を超えた作品集」。見事なものばかりだ。ありがとう。僕も頑張ります。
 
  二つの「分厚い本」は、僕の「思い出」でもあった。
 
<何だか分からない今日の名文句>
 
言い続ければ「意外な影響力」あり?