サウジアラビア政府に批判的な米国在住のサウジ人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が殺害された事件。
サウジ検察当局はやっと国営メディアを通じて「カショギ氏が総領事館で死亡した」と公式に認めた(20日)。
カショギ氏は、ビンラディンを数回インタビューした「アラブ世界で一番著名な記者」。それにしても、トルコの報道機関の「熱心な報道ぶり」には驚くばかりだ。暗殺団のメンバーがすぐさま判明、大々的に報道される。
トルコ政府の積極的な発表、意図的なリーク、そして世論操作が行き届いているのだろう。
米国による経済制裁で、通貨下落、インフレに悩むトルコが、この事件を契機に、水面下で「皇太子を擁護するアメリカ」から制裁緩和を求めている。
石油を握るサウジはどんなことがあっても「アメリカの同盟国」である。トランプ大統領は喧嘩が出来ない。サウジに「恩」を売る戦略だろう。
サウジと言えば「言論封殺の国」という汚名は着るが「政府に反対すれば殺されるぞ!」と脅すことに成功した。
どの国が一番、儲けたのか?
記者さんには気の毒だが、彼の「命」は「外交上の道具」になっただけだ。
56歳の記者さんが結婚しようとしたばかりに……総領事館に出向いたばっかりに……気の毒である。
さて、21日は菊花賞。このブログで「同厩舎人気薄」のユーキャンスマイル(8番人気)で勝負する!と“前発表”したら……運良く(「残念ながら」と言うべきか)3着。
三連単は外したが、もろもろ、ちょっと儲けた。今週は天皇賞。今度は単勝を当てるぞ!
<何だか分からない今日の名文句>
彼の国では「石油が命」!