28日、日本財団の笹川陽平さんから「ソーシャル・チェンジ 笹川陽平、日本財団と生き方を語る」という分厚い本が届いた。
東大名誉教授・伊藤隆さんとの対談。400ページを超すロングインタビューだ。
「定価2600円+税」とあるが、多分、半分ぐらい、陽平さんが買い上げているんだろう。
でも、インタビューの内容は実に面白い。
父親・良一さんの思い出が特に傑作だ。
例えば
<ある日、突然ダーンとドアを開けて「最近、次の会長はお前だとか言って、応援団が出来ているらしいが、おまえの葬式は俺が出すから心配するな」と言って、バーンと扉を閉めて出て行っちゃった>
「世界は一家 人類皆兄弟」の良一さんは、最後まで「競艇のテラ銭」を独り占めにするつもりだったのか(笑)
その息子の陽平さんは一月で80歳。世界保健機関(WHO)ハンセン病制圧大使として、世界を飛び回り、時には、歴代の総理大臣を自らの別荘に集めたりして……活躍は「親父以上」である。
問題は「後継者」だろう。
「競艇のテラ銭」を笹川一家から、官僚OBの手に!という陰謀?もあるやに聞く。
跡目は「次男・順平さん」という噂だが……どうだろうか?
ともかく、陽平さん、面白い本、ありがとう!
<何だか分からない今日の名文句>
笹川良一親分は
「人生200歳」!と言った