数日前、JPモルガン証券経済調査部シニア・エコノミスト・鵜飼博史さんが「9月、日銀が短期金利を0・2%引き下げる」と予測したらしい。
鵜飼さんは日本銀行に30年以上在籍。企画局、調査統計局、国際局、金融機構局などで要職を歴任、2014年まで国際局審議役を務めた人物。一橋大学国際・公共政策大学院の先生でもあったらしい。
「日銀に最も近い人物」と言って良いだろう。
この人が「日銀9月利下げ」を予測する。
その通りなら「短期金利はマイナス0・3%」になる。
素人だから、何とも言えないけど……異常な金利ではないだろうか?
(短期金利とは、償還期間の短い債券など期間の短い金融資産や負債の金利。銀行間の資金融通を行うコール市場の無担保翌日返済の借り入れ金利<無担保コールレートオーバーナイト物>などが代表的)
日銀金融政策の先行きを見通すには、FRBによる利下げの有無と、その幅が大切だ。予想される「FRBの利下げ」で、円高/ドル安が進めば、何らかの政策変更が必要なのだろう。
でも……さらなる「追加緩和」?
日銀は、金融庁は無策なのか?
「老後2000万円」問題で、世間は右往左往しているようだが……異常な「マイナス金利」が続けば「2000万円」問題どころではないぞ!
<何だか分からない今日の名文句>
「政権・年金」より先に銀行崩壊?