関電「高浜の闇」。反原発町長「暗殺計画」はあったのか?

 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた大事件。(毎日新聞が一面トップで特報)

 改めて、関電は2日に記者会見を開き「受領した20人の総額は3億1845万円。うち2人が金品の総額1億円以上を受け取っていた」と発表した。

 一億円以上のワイロ?

 鈴木聡・常務執行役員は現金や商品券、米ドル、金貨、小判など計1億2367万円。

 豊松秀己元副社長は計1億1057万円。

 コレ、ワイロ五輪で金メダル!じゃないか(笑)

 「菓子などの袋の底に見えないように入れられているケースが多かった」というから、時代劇のようだ。

 森山氏から「お前なんかいつでも飛ばせる」「家にダンプを突っ込ませる」と脅され、金品を受け取っていた!と言うのだが、まるで「水戸黄門」の世界だ。

 今、この事件を追う記者たちが、改めて読んでいる本がある。

 <関西電力「反原発町長」暗殺指令 斉藤 真著>(宝島社)

 国内初の「プルサーマル」(プルトニウムとウランを混合した燃料、MOX燃料を燃やす原子力発電)を巡る「高浜の暗闘」を書いている。

 「反原発の市長を暗殺しろ!」という計画があった!と書いてある。

 これは小説ではない。ルポである。

 「証言」しているのは、1999年から2007年頃までの間、福井県の高浜原発の警備を請け負い、その暗殺指令を受けたという警備会社の社長と従業員なのだ。

 本当に「暗殺計画」はあったのか?

 (この本で森山氏は「陰の仕切り人・エムさん」として登場。この「暗殺計画」の話は2008年「週刊現代」に2週に亘って掲載されていたが、証言した2人が「脅し」の疑いで逮捕されている)

 闇が深い。

 

<何だか分からない今日の名文句>

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