11月29日のブログで
<「仁義なき戦い」の裏話。中高齢ヤクザにとって「刑務所は老人ホーム」なのだ>と書いたが、今度は、60歳の神戸山口組直系「山健組」の中田浩司組長が“抗争の実行犯”として逮捕された。
山健組は老舗である。伝説の博徒・三代目山口組田岡一雄組長の若衆・山本健一が1961年に結成。 山本は山口組若頭になり、代々「山健組」のトップが日本一の山口組の要職を担っていた。
2015年8月、山口組六代目司忍組長の名古屋市の出身母体「弘道会」を中心とした組織運営に不満を募らせ、山健組は離脱、新たに「神戸山口組」を組織した。四代目山健組組長の井上邦雄が「神戸山口組」組長に就任した。
この時「山健組」の五代目組長になったのが、今度、「実行犯」として逮捕された「中田容疑者」である。
(2017年4月、山健組の副組長であった織田絆誠が神戸山口組を離脱し、新たに任侠団体山口組を組織した)
ともかく「山健組」は組織暴力団業界のサラブレットなのだ。
その山健組トップの60歳が「殺し屋」を務める。これは衝撃である。
11月29日のブログで
<なぜ、中高年のヤクザが「殺し屋」になるのか?
理由は暴力団が貧乏になったからだ。貧乏な組に「若者」はやって来ない。やって来ても「殺し」なんかやらない。
そこで「貧乏な中高年ヤクザ」がやるしか無い。
それに、刑務所に入れば飯が食える。殺される心配はない。医者まで居る。
老後は刑務所が一番!なのだ>と書いた。
中田容疑者は「子分がやらないのなら、自分がやるしかない」と思い込んだのだろう。
ヤクザの世界は「シノギ(金儲けの仕事)激減」。もうガタガタではないのか?
<何だか分からない今日の名文句>
【凌ぎ】とは?
苦しい(ぐあいの悪い)事を
我慢して切り抜けること。