横田滋さんが亡くなった。
拉致被害者帰還運動のシンボルが87歳で死んでしまった。
北朝鮮に拉致された「娘・めぐみ」さんには会えなかった。無念だ。
それにしても、安倍首相は「最重要課題」と言いながら「何」をしてきたのか?
何もしなかった。
金正恩が「なぜ日本は直接言ってこないのか」と挑戦的に発言すると、安倍首相は「これは、あの、あの~…………、見方によってはですね、いわば、え~、それには応じるかもしれない、という事かもしれない 」。
要するに、何もしなかった。
はっきり言わせて貰うが、安倍晋三は「横田めぐみ一家」を騙し、徹底的に「政治利用」しただけ。不悉3「拉致」を利用して、総理大臣になっただけだった。
一度だけだが、横田ご夫妻とお会いしたことがある。
その時、拉致問題に一生懸命だった「共通の友人」の話になった。滋さんは、その友人が「残念ながら、めぐみさんは既に死亡している」という立場に立っていることに腹も立てず「彼には感謝しています」と笑顔を見せた。
温和な人だった。
そんな素直で、悲しくても「笑」を忘れない人を平気で騙すなんて……醜い政治家の部類だ!
小池百合子さんも「拉致事件」を利用した。
以前、蓮池透さん(1978年に北朝鮮に拉致された蓮池薫の実兄)がネットで、こんな事を明かしている。
<2002年9月17日、涙の記者会見をしている横田さんご夫妻の真後ろに立っていたのは小池百合子氏。終了後、一度出て行った小池氏、戻って来て一言。「あったあ!バッグ」「私のバッグ、拉致されたかと思った」あれ以来、彼女のことは信用していない>
何でも良いから、テレビ中継の場面にしゃしゃり出る「小池女史」。都知事になった。
<何だか分からない今日の名文句>
「拉致」はもちろん理不尽
「拉致」を利用するのも「理不尽」