藤井君はコンピュターの「次の最善手」に近〜い手を打つ

 23日はネットテレビ「ABEMA」で一日中「第61期王位戦挑戦者決定戦」。何時間掛かっても完全中継である。

 午前中、史上最年少棋士・藤井聡太君が積極的。端歩を付いたりする。

 がんセンターで「肺の検査」が予定されていたので約4時間、中断。

 仕事場に戻ると、永瀬拓矢2冠の方が押し気味だった。

 「ABEMA」の将棋中継が良いところは、現役棋士 が二人で解説する点。それぞれが、5手〜10手先を読んで、予想する。

 これに加えて、コンピュターが「次の最善手」を視聴者だけに教える。

 「解説者の読み」とコンピュータの「予想」を較べると面白い。

 藤井君の差し手は解説者の「読み」と違って、この度に、解説者が「意外ですね」ということになる。

 でも、コンピュターの「最善手」とは一致することが多いのだ。普段、最新スペックのパソコンに最強ソフトを走らせて研究を進めているからだろう。

 午後6時頃からの終盤戦。

 胸突き八丁の場面で、藤井君は「相手に手を出させる」やり方。丁寧に受けながら徐々にリードを築いていく。

 たまらず悪手を指したのは永瀬君の方だった。

 コンピューターだけでない「不思議な勝負感」があるんだろう。

 現在進行中の第91期棋聖戦との「ダブルタイトル挑戦」。もちろん、史上最年少である。

 

<何だか分からない今日の名文句>

エル・ニーニョ(神の子)だ!