敢えて「初代医務技監」鈴木康裕氏の責任を追及する!

 18日、菅義偉首相の施政方針演説。

 「読み違い」が多すぎた。脱炭素化の推進に関連して「あらゆる主体」を「あらゆるゼンタイ」。

 不妊治療と仕事の両立を巡っては「後ろめたい」を「後ろめいた」。「徹底的」を「限定的」、「出産」を「生産」……。

 この前も、福岡県を「静岡県」と言ってみたり。このところ「読み間違え」が多すぎる。

 菅さん、ちょっとヤバイぞ(笑)

 今日19日発売のサンデー毎日「牧太郎の青い空白い雲」では、もっと深刻な「勘違い」を指摘した。

 首相の「勘違い」ではない。

 コロナ対策のトップだった「医務技監」の勘違いである。

 初代「医務技監」鈴木康裕氏はこう言い続けた。

 「PCR検査で陽性と結果が出たからといって、本当に感染しているかを意味しない。ウイルスの死骸が残って、それに反応する場合もある。ウイルスを吸い込んでも陽性にならなかった人もいる。PCR検査は完全ではない」。

 この言い分は間違っている。

 確かに「完全」ではないだろう。しかし、彼が指摘する「偽陽性」の頻度は1%以下である。この分析は偏ってはいないか?

 「医務技監」がこう言うので、日本はPCR検査拡充に消極的になってしまった。

 無症状感染者を見つけ出し、自宅などに「隔離」するのがコロナ対策の柱なのに。

 台湾も、ニュージーランドも、PCR検査を拡充して、経済復興に成功した。

 日本は間違った。

 政治家を実名で批判する。実名で褒める。それは「選挙」があるからだ。

 官僚に関しては、実名を挙げて批判しない。それは彼らに「選挙」というルールがないからだ。

 批判するのは「官僚のシステム」であり、個人ではない。

 でも、今回は違う。

 事務次官より強い権限を持つ人間が「間違った命令」をして、結果として、日本人は第三波で苦しんでいる。

 この原因を明らかにしなければならない。

 残念ながら、敢えて、実名を出した。

 【牧太郎の青い空白い雲 800回

 誰も言わないから敢えて言う。大感染の責任は「医務技監」だ!】

 を読んでくれ!

 

<何だか分からない今日の名文句>

責任とは、

「社会的に見て自由があること」に

伴って発生する概念。

自由な行為・選択があることに伴い、

それに応じた責任が発生する。