親方は「能天気な遊び人」だけど、時津風一門は頑張っているぞ!

 今日から2月。今年は明日2日が「節分」だ。

 「節分」はもともと年に4回。「季節を分ける日」という意味で、立春、立夏、立秋、立冬の「前の日」は「節分」だった。それが、何故か「立春の前の日」だけが「節分」と知られるようになった。

 暦の謎?

 しかも、今年の節分は「暦のズレ」が原因で、1897年以来124年ぶりに「一日早い節分」になった。

 (地球は1年かけて太陽の周りを回る。その1年は正確に言うと「365・2422日」。つまり「365日+6時間弱」。この「6時間弱」という端数は4年経つとほぼ「1日」になるので「うるう年」を設けることで解消している。

 ただ、この補正を行うと今度は「約45分増やしすぎ」の状態となる。このズレを解消するためには「うるう年」を400年で3回減らす。

 こうした補正が繰り返されると、立春、立夏、立秋、立冬などの日付が変わり、それに伴い「節分」も変動する)

 今年のように2月2日になるのは、明治30年(1897年)以来124年ぶり。

 コロナ騒動だけでなく、今年は「超歴史的な年」なんだ。

 コレと比べれば「どうでも良い話」だが、母校(日大一中一高)のある東京・両国の出来事は気になる。

 先週の週刊文春が「弟子・正代が優勝争いの最中 師匠・時津風親方が風俗、雀荘通い」をスクープ。名門「時津風一門」はションボリしている。

 その昔、1941年(昭和16年)、立浪部屋の第35代横綱・双葉山は、69連勝の実績が評価されて現役力士のまま、弟子の育成ができる二枚鑑札を許可された。

 双葉山は直弟子10人を率いて立浪部屋から独立、双葉山相撲道場を設立した。双葉山は1945年(昭和20年)現役を引退、年寄・12代時津風を襲名する。コレが「時津風一門」の始まりだった。

 それが「間抜けな遊び人親方」のドジで、一門は傷ついた。情けない。

 でも、時津風一門は頑張っている。

 時津風部屋の大関正代は初場所、なんとか12勝で面目を保った。(かど番を脱出した10日目から4日間で計4度も「物言い」がついたのは、いただけないが)

 嬉しいこともある。一門の井筒部屋の床山「床鶴」が最高位の「特席床山」に昇進した。

 もっと嬉しいのは、弓取りを務める西幕下8枚目の将豊竜(24歳=時津風)が6勝1敗。もしかすると、来場所は十両になるかも知れない。

 身長170センチで体重110キロ台。小柄な体だが、目いっぱい動く。

 秋田県横手市出身。19年の春巡業から弓取りを務めている。角界には「弓取り式をやる力士は出世しない」というジンクスもあるが……時津風一門はともかく、頑張っている。

 

<何だか分からない今日の名文句>

福は内、鬼は外!

「ちゃんこ料理屋」だって

雨にも風にも

「コロナ緊急事態宣言」にも

絶対、負けず

福は内、鬼は外!