今日3月8日の週は「聖火リレー」が話題になるだろう。
でも……なぜ、東京五輪・パラリンピックは中止、あるいは再延期できないのか?
400mリレーで、2つの金メダルを獲得しているジャマイカのヨハン・ブレークは地元メディアに「新型コロナのワクチンを接種するくらいなら東京五輪を欠場するだろう」とコメントした。
アスリートたちは合宿地や五輪村で隔離される。それが嫌だ!というのが、外国選手たちの「本音」だろう。
例の英ロンドン・タイムズ紙のアジア編集長は、「この夏に東京で感染拡大につながるイベントを行うリスクは日本だけでなく、世界にとっても大きすぎる」と主張した。
多くの国がワクチンを手にしていない。(日本も未だ、ワクチン・ゼロの状態だ)
多くの国がワクチンがなければ、参加しないだろう。
それなのに、中止しない理由?
政府は「中止すると経済的損失が約4兆5151億円に上るから」と説明するが、すでに「損失」は生まれている。
「 1年延期」による経済的損失が約6408億円。
「簡素化による経済的損失が約1兆3898億円。
「無観客開催」にすれば、その経済的損失は約2兆4133億円。
「中止すると経済的損失が約4兆5151億円に上る」と言われれば、確かに「大損」だ。
でも、施設の建設などで、すでに「経済的利益」が上がっている部分もある。
無観客でやっても、やらなくても「大損」は変わらない。
ともかく「経済損失を避けるため強行する」という政府の意見はトンチンカンだ。
五輪は「元気玉」になる!という意見もある。
ラグビーワールドカップも、平昌オリンピック・パラリンピック大会も、国民にとっての「元気玉」になった。分からないではない。
でも「東京2020を元気玉にしよう!」と言っても、ワクチンもないのに「元気」になれるのか?
一部に、東京五輪を中止したら、自民党は選挙に負ける!という意見もあるらしい。
負けたって良いじゃないか。その方が良いじゃないか(笑)
菅さんと安倍さんはメディアの「中止論」を押さえているが、それは間違っている。
一刻も早く、東京五輪中止を決めて、全力を上げ「感染者ゼロ!の日本」になろうじゃないか!
<何だか分からない今日の名文句>
東京五輪中止が「金メダル」