いつものように、週末は雑誌、新聞の整理。
6月7日の日刊ゲンダイ。「あの人は今こうしている」欄に「漫画『博多っ子純情博』の長谷川法世さんが取り上げられているのを発見した。
長谷川さんは「老眼で漫画が描け無いらしい」と聞いていたが……気になっていた。
この記事によると、長谷川さんは福岡市の名所・櫛田神社そばにある「博多町家ふるさと館」の2代目館長になっていた。
故郷に戻っていたのだ。
明治・大正期を中心に博多の庶民や職人の生活を紹介する観光施設。伝統工芸品の実演を見ることができる人気スポットで、大活躍されている。
博多っ子の大変身。お見事!ではないか。
この記事にはこんなエピソードも紹介されていた。
<89年には週刊誌「サンデー毎日」で永田町にうごめく政治家をテーマにした「荒凉たる野望」を連載。国会議事堂そばの喫茶店で打ち合わせした際、担当編集者が「ここで〇〇先生を殺してください」と依頼したのを聞いたウエートレスが勘違いし、大騒ぎになったこともあった>
そうそう、思い出した。この記事にある「担当編集者」とは僕のことだ。
実は、脳卒中で倒れた僕は編集長をクビになり「ヒラ部員」。仕事もなく、仕方なく「漫画の原作」を書くことにした。
「政治の世界は分から無いので」と言う長谷川さんに「物語は僕が作りますから」とお願いして、描いてもらった。
ああ、懐かしい!
先生、コロナ騒動が終わったら、必ず福岡に行きますから。お元気で!
<何だか分からない今日の名文句>
いつか君行くといい
博多には 夢がある
できるなら夏がいい
祭りは山笠
男達はとても見栄っ張りで
気が強い
海の風に吹かれるから
貰い泣きするよな奴
だけどみんなすぐに
酒を飲んで肩をたたく
人ごみに身をまかす
黄昏れた中洲では
誰でもが少しだけ
優しくなれるさ
(「博多っ子純情」歌詞)
歌:ケイタク
作詞:安部 俊幸
作曲:姫野 達也