明治5年まで「31日」はなかった

 9月11日は深川の閻魔堂で、7月31日に亡くなった義理の姉(従姉妹)の納骨。

 合わせて、過去帳に記載して貰おうとして、「意外のこと」に気づいた。

 我が「牧家」の過去帳には「31日」がないのだ。29日の次が「晦日」となっていて「31日」の記載するところがないのだ。

 調べて見ると、昔は陰暦。三十日秘仏、三十番神として1月から30日までしか「縁日」がなかった。(「縁日」とは、神仏の降誕、示現、誓願などの縁のある日のこと)

 ところが、明治五年、太陽暦が採用されると、従来の大陰暦(一ヶ月は29日或は30日)には無かった「31日」が生まれてしまった。

 そこで、旧来の三十番神に「空白日=31日」の日番役割を担う神様が必要になった。

 そこで選ばれたのが、五番善神(薬王菩薩、勇施菩薩、多聞天、持国天、鬼子母神、十羅刹女)が、31日の日番の善神とされた!という訳。

 我が家の過去帳は江戸時代のものだから「31日」がないのだろう。

 また一つ、勉強した。

 さて、今日(9月13日)は豊島将之叡王に藤井聡太王位・棋聖が挑戦する叡王戦五番勝負の第5局。

 両者はこれまでに15回対戦があり、豊島叡王の9勝7敗。

 叡王戦では第1局と第3局を藤井王位・棋聖が、第2局と第4局を豊島叡王が勝っている。

 さて、結末は?

 今日は一日中、ABEMAの中継?

<何だか分からない今日の名文句>

「アニ・マニ・マネ・ママエ」

(五番神呪)