「新選組」を再評価してくれた「れいわ山本太郎」に感謝感激雨霰!

 小さい頃、「新選組」は大嫌いだった。大佛次郎の『鞍馬天狗』に夢中になっていたからだろう。

 剣は一刀流の凄腕。時には短筒も使う「鞍馬天狗の小父さん」は英雄だった。

 この小説では「新選組」は悪役だった。いつも、天狗にこてんぱんにやられていた。(なぜか、近藤勇だけは他の隊士と違って人格者として描かれていたけれど)

 ともかく、子供たちは「角兵衛獅子の杉作」になった気分で「おじちゃん!新選組をやっつけてくれ!」と叫んでいた。

 しかし、本当のところは大分違う。「新選組悪人説」は薩長の世論操作の一環だった。

 大人になって「新選組は平和第一の江戸システムを守った軍団」と気づいた。

 (実家の料亭「柳橋・深川亭」が、新選組の土方歳三と共に函館戦争を戦った榎本武揚と、深いつながりあったからかも、知れないが)

 「勝てば官軍」の薩長の出身者が「皇国史観」を利用して、新選組は賊軍にした。

 だから、いまだに「新選組はテロ組織」と思っている人もいる。

 山本太郎はあえて、悪役にされた「新選組」を政党名に使った。

 国民を守るのが「新選組」。勝手な分析だが、山本太郎は「平和を守り、格差をなくし、経済を安定させた江戸システム」を頭に描いているのではないか?

 史学的な研究が遅れ、悪者になってしまった「新選組」を再評価した山本太郎!

 ありがとう!

 国会の初登院の10日、「れいわ」は夜、衆議院議員・山本太郎・たがや亮・大石あきこ、3人揃い踏みでお披露目街宣をする。

 こんな政党、見たことは無い。ぜひ、集まったくれ!

 (2021年11月10日(水)18時~

 東京都・新宿駅東南口前)

<何だか分からない今日の名文句>

孤軍援絶作囚俘 顧念君恩涙更流

一片丹衷能殉節 睢陽千古是吾儔

<孤軍援け絶えて俘囚となる

顧みて君恩を思へば涙更に流る

一片の丹衷能く節に殉ず

睢陽は千古是れ吾が儔(ともがら)>

靡他今日復何言 取義捨生吾所尊

快受電光三尺劔 只將一死報君恩

<他に靡き今日復た何をか言はん

義を取り生を捨つるは吾が尊ぶ所

快く受けん電光三尺の剣

只に一死をもって君恩に報いん  

(近藤勇の辞世の句)