占い師・細木数子さんが呼吸不全のため死去した。83歳だった。
テレビ番組で「歯に衣着せぬ物言い」で人気爆発。「視聴率の女王」と呼ばれた彼女だが、何故か、彼女の死亡記事に「二番目の夫」に触れたメディアは無かった。
実は細木さん、戦後最大の黒幕「安岡正篤」の愛人、(戸籍上で一時)「妻」だった。
安岡正篤氏は、現代史に燦然と輝く「黒幕」。終戦の詔勅、玉音放送──例の「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」という「昭和天皇のお言葉」の作成に「刪修」(さんしゅう)という立場で関わった人物。
吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正芳など、昭和の宰相たちの多くが安岡氏を「師」と仰いだ。
岸田首相が所属する「最古の派閥・宏池会」も、安岡氏の命名である。
この人物こそ、占い師「細木数子」さんの「2人目の夫」だった。
二人が知り合ったのは、1983年ごろ。細木さんは銀座のクラブを経営。同時に「六星占術」を編み出し、注目されていた。
『王陽明研究』の学者と女占い師の恋?
この時、確か、細木さんは45歳。安岡正篤氏は85歳だったような記憶がある。
2人は「結婚誓約書」なるものを作成。それをもとに、細木さんは「単独」で「婚姻届」を提出。「受理」されている。
しかし、2人の結婚に安岡氏の家族が猛反対。入院先の病院から「認知症」の症状が出ている!と診断されたことを理由に「婚姻の無効」の調停申し立てを申請した。
その翌月(1983年12月13日)に、安岡氏は亡くなった。
結局、調停の結果「婚姻は無効」となり「和解」が成立したが、二人の間に何が起こったのか?
(細木さんは安岡正篤氏の「初七日法要」を待って、籍を抜いている)
これは、記憶されるべき「歴史的な出来事」の一つではあるまいか?
何故、死亡記事から、このエピソードが削除されたのか?
不思議である。
そうそう、昨日のブログで「山本太郎のことは書かないように努力する」という意味のことを書いたが、もう一つだけ、許して貰って、追加(笑)
10日、国会内での会見。山本太郎が、自民党の麻生太郎副総裁について「万死に値する存在であるとしか言いようがないです」と話したが、これがネット上で話題。
〈山本氏の発言は生存権を侵害する憲法25条違反〉
〈国会議員は、すぐにでも山本太郎議員に対する辞職勧告決議案を提出して下さい〉
という意見が殺到しているとか。
「万死に値する」という表現は「何度も死ぬべきほどに罪が重い」という意味で、ごく普通に使われている。
格差拡大の罪はまさに「万死に値する」。山本太郎もそう考えているだけのこと。
何で、大騒ぎするの?
不思議だよな(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
黒幕は腕を組んでる舞台裏
(鶴巻弘さん作)