東京三大中華そば「銀座・共楽」の味。藤本一美先生の「青森・政治もの」

 月末の30日は結構、多忙。午前中、野暮用で銀座へ。午後は仕事場でちょっとしたトラブルで「待機」。いずみ記念病院の「右手のリハビリ」を休んだ。

 昼ごろ、野暮用を済ました銀座一丁目あたりで、列が出来ているのを発見した。

 中華そば「共楽」。

 急に腹が減って、列に並んだ。

 待つこと20分。昭和31年創業。確かに美味い。シンプルだが、チャーシューがジューシーで歯応えが良い。脂身が甘い。

 これ、ラーメンの正統派?「東京三大中華そば」と言われてるらしい。

 癖になりそう。

 仕事場に戻ると、藤本 一美先生の「戦後青森県の市長選挙と歴代市長」という論文が送られてきた。435ページの大作。

 藤本先生は僕と同い年の77歳。一風、変わった経歴を持つ政治学者だ。

 青森県五所川原市出身。弘前高校卒業後、百貨店「松木屋」に就職するが、学問に目覚め、退職して、2浪後明治大学農学部農芸化学科に入学。卒業後、今度は「政治学」に目覚め、明治大学院政治経済学研究科博士課程を修了。政治学者になった。

 日米友好基金賞などを受賞。国立国会図書館の職員になったり…。ともかく、多彩だ。

 今は「専修大学法学部名誉教授」。僕が、彼が中心の「日本臨床政治学会」なるものに参加したことで、知り合いになった。

 専門は「アメリカ政治」だが、最近は郷里・青森県の戦後政治史についての論文・著作が多い。ライフワークなのだろう。

 『戦後青森県議会議員選挙と正副議長 地方政治の“名望家たち”』(北方新社, 2019年)

『青森県知事三村申吾 長期政権の「光」と「影」』(北方新社, 2020年)などを読んだ記憶がある。

 今回の「戦後青森県の市長選挙と歴代市長」を読んで知ったこと。

 ①残念ながら、青森県は未だに女性市長がいないこと。

 ②代議士だけでばく、青森県は世襲市長が多いこと。

 ③市長の大多数が「自民党」であること。

 日本の民主主義はこの程度なのか?ちょっぴり情けない。

 午後5時、待機した「野暮用」で来客あり。「説明」が約1時間。結構、忙しかった。

 今日12月1日は午後、NHKの方が取材に来られるそうだが、何だろう?

<何だか分からない今日の名文句>

青森県の人口は全国31位

面積は全国8位。

令制国の陸奥国の北部にあたる。