赤報隊は「鳥羽・伏見の戦い」の頃、活躍した「西郷隆盛に近い官軍先鋒隊」。博徒・黒駒勝蔵も加入した

 ほとんどのメディアが沈黙しているが、産経新聞が12月14日「赤報隊 重要参考人、50歳代男浮上」をスクープした。

 多くの人が「赤報隊」を忘れているが、昭和末期、朝日新聞を主な標的にしたテロ集団。僕の記憶では、彼らは「日本民族独立義勇軍 別働赤報隊」と名乗っていた。

 しかし、約150年前の幕末期、本当の?「赤報隊」が存在していた。

 幕末の慶応44 年(1868年)1月3日、新政府軍は「鳥羽・伏見の戦い」に勝利。関東に逃走した第15代将軍徳川慶喜や旧幕府軍を討伐するため、情報戦を展開する。

 その先頭に立ったのが「赤報隊」という組織だった。

 赤報隊は、薩摩藩の西郷隆盛や公家の岩倉具視らの内意を受けたスパイ集団。近江国松尾寺村において1月9日に結成されている。

 「赤心をもって国恩に報ぜ ん」と言う意味で隊名を「赤報隊」と名乗った。

 昭和の終わり頃、あえて「言論の自由」に対抗した「武装集団・昭和の赤報隊」。

 その面々は「幕末の赤報隊」と何か関係があるのか?

 興味を持っていた。

 「幕末の赤報隊」には変わった人物も加入している。

 清水次郎長のライバル、上黒駒村(山梨県笛吹市御坂町)の博徒・黒駒勝蔵も「赤報隊」だった。(「小宮山勝蔵」と名乗った)

 さて「浮上した男」は生きているのか?

 生きて居れば、警察に何を話しているのか?

 ここが読みたい!。

 右翼陣営にも詳しい産経新聞の続報を期待する。

<何だか分からない今日の名文句>

赤心

(嘘いつわりのないこと)