昨日(8月23日)のブログで「忘れてはならない竹中平蔵の悪徳」を書いたが、もう一つ、メディアが忘れてしまっている「闇」がある。
2021年6月7日、東京・品川区の都営地下鉄浅草線の中延駅で、JOC(日本オリンピック委員会)の幹部(経理部長)が電車に飛び込み死亡した。
東京五輪開催を目前に控えた大事な時期である。
男性がホームから1人で線路に飛び込む姿を駅員が目撃したというので、自殺とみられたが、遺書などは見つかっていない。
ところが、関係者の一部に「他殺ではないか?」という疑問が残った。
その理由は、この経理部長が、東京五輪招致をめぐる贈収賄疑惑の渦中にいる可能性があったからだ。
にも関わらず、新聞やテレビの大手メディアは一報こそ報じたものの、その後、大きく取り上げることはなかった。
五輪汚職の捜査が始まってからも「経理部長の死」についての「続報」は(僕の知る限り)全くない。
しかし、地検特捜部は「経理部長の死」を丹念に調べている。
高橋元理事とAOKIのグループの贈収賄事件を突破口に「五輪の闇」を暴こうとする検事達は「組織委会長だった森喜朗元首相」の動きを洗っている。
(これは産経新聞の特ダネだと思うが)AOKI前会長の青木拡憲容疑者が森喜朗元首相と面会した「記録」を特捜部は家宅捜査で押収した。
と言うことは、今後の捜査の標的は森元首相?
捜査が順調に行けば?ではあるが、なぜ、元経理部長が死んだのか?
その秘密が分かるかも知れない。
<何だか分からない今日の名文句>
「自殺」という名の「他殺」