1月28、29日は藤井聡太と羽生善治の王将戦第3局「金沢決戦」。
95手で藤井が勝った。
封じ手直後に藤井が相手陣に角を放り込んで、突破口をつかんだ。
それにしても、二人の頭脳は「普通の人間」とまるで違う。これほど、頭脳をメチャクチャに使っても平気。「アッと驚く」展開に次ぐ展開。誰もが驚いている。
専門家が「この戦いはA Iを超えている」と話しているくらいだ。
子供の頃の記憶だが、柳橋「町内の名人」と言われた「和田さん」(料亭「深川亭」の板長)は、いつも煙草を吸っていた。
吸うと「必殺技」が飛び出した。
当時、有名な「将棋指し」はみんな愛煙家だった。
「王者」大山康晴は毎日100本、升田幸三は300本、タバコを吸っていた。
今でこそ、タバコは健康被害を指摘され、棋士が対局中に煙草を吸うのを見ることはない。
(日本将棋連盟の三階は禁煙。羽生さんは「煙草を吸う人は人格まで否定されるようになって」と同情しているけど)
当方が育った東京下町では、江戸時代から、タバコは「疲労回復の薬」。
1543年、スペインのサラマンカ大学の教授が「煙草には薬効がある」という論文を発表。スペインは1560年代、マニラでハバナ葉を大量に栽培した。
ハバナ葉が日本に輸入され、江戸っ子はタバコを好んで吸った。(徳川家康は「タバコは有害」と主張。禁煙令を出したこともあるけど)
タバコを吸えば、頭の動きが良くなる。
タバコを吸えば「必殺技」が出る!とプロの棋士まで思っていたらしいが……藤井君も、羽生さんも「タバコの力」を借りていない。
人間の臓器には「格差」があるんだろうか(笑)
まあ、岸田首相は、2027年頃、軍備増強1兆円強を増税でまかなう方針。たばこ税を引き上げて2000から3000億円を確保する。
まあ「煙草の力」なんて、貧乏人には無縁になる。ここにも「格差」があるんだなあ(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
江戸っ子は
「スペイン語の「tobacco」を
「多巴古」「佗波古」「多葉粉」
「莨」「淡婆姑」などと読んだ