物価上昇は異様だ。
例えば、電力大手7社の「家庭向け規制料金の値上げ」。
平均15~40%程度で、6月1日から。
(北海道23.2%、東北25.5%、東京15.9%、北陸39.7%、中国26.1%、四国28.7%、沖縄43.4%)
多ければ、毎月4000円ぐらいの値上げ。
物価高で、食べられない。電気は使えない。外に出られない。遊べない。
岸田内閣の「無策」に、みんな、怒っているのに……メディアの世論調査で内閣支持率は?
▶読売新聞・日本テレビ56%(回答者1061人)
▶FNN50・4%(回答者1015人)
▶日経新聞・テレ東47%(回答者928人)
本当か?
とても、信じられない。
この種の世論調査の結果は多分「半分ぐらい嘘」である。
なぜか?と言えば「回答数」が異常に少なすぎる。
本来、世論調査には、年齢や家族構成、地域など偏りが極力出ないようにする「必要」がある。
その努力をまるでしない。
こんなデータを信じろ!というのは無理な話だ。
大体、電話の世論調査は時代遅れだ。
固定電話は在宅率が低い。携帯電話は出ない人が多いし「答えない人」が多い。
調査員の確保も難しい。丸一日電話に向かってする仕事なんて、誰も喜ばない。
で、犯罪的な調査が起こる。(フジテレビ系列のFNNと産経新聞社が実施した合同世論調査で、委託先の社員が14回にわたり、電話をかけずに架空の回答を入力していたことがあった)
「世論調査で、岸田内閣の支持率は……」というニュースは(結果的に)「真っ赤な嘘」になっているのだ!
<何だか分からない今日の名文句>
不都合な「結果」は棚に上げ?