「藤井を泣かせた男」伊藤匠六段が藤井聡太竜王に挑戦するぞ!

 14日は朝から、竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局、永瀬拓矢王座-伊藤匠六段戦の中継。

 激戦だった。

 146手。伊藤の「玉」が「安全圏」に入って、永瀬が投了した。

 後手玉に詰みはなく、先手玉は受けがないのだ。

 午後10時58分。消費時間は☗永瀬4時間59分、☖伊藤4時間58分。

 まさに「超激戦」だった。

 これで、挑戦者決定三番勝負は、伊藤が2勝0敗。伊藤は藤井聡太竜王への挑戦権を獲得。同時に、七段への昇段が決定した。

 実は、小3時の将棋大会。伊藤と藤井は準決勝で当たった。

 伊藤が接戦を制したが、その時、藤井は大泣きした。

 「藤井を泣かせた男」が挑戦者になった。

  藤井から遅れること4年。やっと2020年秋に、デビューした伊藤が、どう戦うか?

 (竜王戦七番勝負は、10月6、7日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」)

 さて、その藤井は、今日15日、佐賀県嬉野市の和田屋別荘で「王位戦」7番勝負。

 これまで藤井聡太王位が3連勝。第4局に勝てば防衛が決まる。

 これも見逃せない。

 テレビは台風7号の話ばかりだが、僕は当分、将棋三昧(笑)

<何だか分からない今日の名文句>

思うようにならないからこそ、

人間は成熟し、深みは増す

(加藤一二三)

良い手を指そうとするよりは

悪い手を指さないように自戒する

(大山康晴)

一人前になるには五十年はかかるんだ。

功をあせるな。悲観するな。

もっと根を深く張るんだ。根を深く掘れ

(升田幸三)

そして、藤井聡太は?

「もし将棋の神様がいるのなら、

僕と一局お手合わせお願いしたい」