日本はGDPでインドに抜かれ、このままではイギリス、フランスにも……

 日曜日のサンデーモーニングで、寺島実郎さんが「日経新聞にIMFの予測で『来年日本はインドにGDPで抜かれる』という記事が出ていた」と話したので、昨日(22日月曜日)は「GDPのご勉強」。

 GDPランキング1位は、もちろんアメリカ(28兆7,810億8,300万ドル)。

 2位が中国(18兆5,326億3,300万ドル)。

 一時「日本は中国に抜かれた」と大騒ぎになったが、今や日本国は「中国の4分の1」。

 4兆1,104億5,200万ドルで、ドイツに抜かれ4位だ。(ドイツは4兆5,911億ドル)

 もっと深刻なのは、ほとんどの国がプラスなのに、日本だけは減少。前年比-2.4%である。

 5位の急成長のインド(3兆9,370億1,100万ドル)は前年比+10.2%。

 間違いなく、今年、日本はインドに負ける。

 それどころか(このままに行けば)近い将来、イギリス、フランスにまで抜かれる。

 それで良いのか?

 責任は政治にある。「自分だけ」の経済界のトップにもある。

 もっと罪深いのは新聞、テレビのメディアではあるまいか?

 己の出世を考えて、時の政権の「言いなり」になって、ヨイショばかり報道した奴等。その責任は大きい。

 なぜ、新聞は政権を批判できないのか?

 ガソリン代の高騰を放置するから、バイク配達の新聞販売店は泣いているのに!

 新聞・テレビの記者さんは「世間」を知らない。ただ、記者クラブで安住して「発表もの」ばかり書いている。

 GDP 4位に転落した時、日本が貧乏国になった原因を冷静に分析しようじゃないか!

 「裏金」騒動より、深刻なのは政界、官界、経済界、報道機関……の指導者が揃って「無能」なことにあるように思えてならない。

<何だか分からない今日の名文句>

「一億総活躍社会」の大嘘