先週は御殿場方面で野暮用。雨にたたられ、あまり動けながった。
今、7月14日早朝、小説「暗殺」(柴田哲孝著)を読んでいる。
安倍晋三(元内閣総理大臣)暗殺事件をテーマにしたサスペンス。
その場で取り押さえられた41歳の男性は、手製の銃で背後から、安倍さんを強襲した!と言われたが、小説「暗殺」は「他に狙撃手がいる!」と主張する。丁度、半分ぐらい読んだところだが、実に面白い。
この事件は、始めから「多くの疑問点」が残されている。
例えば、致命傷となった銃弾が現場から見つかっていない。
例えば、警察の現場検証が事件発生から5日後まで行われなかった。警察は「何か」を隠しているのではないか?
「暗殺」を読むと、疑問が次々に解ける。真犯人は別にいた?
この「謎解き」とは関係なく、面白いのは「登場人物の名前」である。
「自民党」が「自憲党」、「安倍晋三」は「田布施博之」という名前になっている。
「自憲党」は「憲法改正を目指す政党」という意味!とすぐ分かるが、なぜ「安倍」は「田布施」なのか?
「田布施」は地名である。山口県・田布施町。県南東部、瀬戸内海に突出した室津半島の付け根部分に位置する人口約1万5000人の小さな町だ。
実は、明治維新以来、日本は「田布施」周辺出身の人物に支配されていた!という説がある。
詳しく説明すれと長くなるので……要するに明治、大正、昭和……近くは、岸信介、佐藤栄作。岸信介の孫・安倍晋三も「田布施」一族なのだ。
『裏切られた三人の天皇』(鹿島昇著、新国民社)、『日本のいちばん醜い日』(鬼塚英昭著、成甲書房)など「乱暴な歴史本」?は
【幕末、伊藤博文らによって孝明天皇が暗殺され、田布施村出身の人物が”替え玉”として明治天皇に即位した!】と主張しているらしい。
なぜ、この「暗殺」の筆者が「田布施」という文字を使ったのか?ちょっと興味がある。
もちろん、この小説と「トランプ暗殺未遂事件」は全く無縁だが……アメリカでは、トランプ勝利が確実視される米大統領選の最中、「起こって当然の事件」と見る向きも多いらしい。
日本でも、有名政治家はもちろん、司会者、コメンテーター……例えば、選挙で大量投票を獲得した人物など「時の人」も十分、気をつけなければ……。
嫌な時代になった。
<何だか分からない今日の名文句>
民主主義は風前の灯?