文鮮明は「宗教はいらない。教会も不要。家庭が祈りの場になればいい」と言っていた?

昨日26日、「旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録」( 樋田 毅著 )を完読した。

 旧統一教会(勝共連合)のことは、早稲田の2年生の頃「ヘンな奴らがいる」と聞いていたが、特別、興味はなかった。

 記者になって、オウム真理教を追及した頃、改めて「統一協会の霊感商法」を調べ「単なる詐欺師集団」と片付けていた。(桜田淳子さんの所属する芸能プロの社長さんと親しくて、彼から「霊感商法の実態を調べてくれ!」と言われたこともあったので)

 今頃になって、「統一協会」絡みの本を読もう!と思ったのは「旧統一協会と赤報隊の関係」を調べたかったからだ。(実は、朝日新聞阪神支局の記者が殺された事件に特別、興味がある。別の事件で、殺されそうになったことがあったので)

 この本で「真相」を語った大江益夫さんは75歳。同じ頃、早稲田に居たらしいが、国際勝共連合や日韓トンネル事業を進める国際ハイウェイ財団の仕事に携わった古参信者。なんでも知っている。

 大江さんは「赤報隊の殺しは、教団の一部がプロの殺し屋を使った犯罪ではないか?」と話している。

 面白かったのは……早稲田大学に「原理研究会」が出来たのは1964年。作ったのは「元民青」「元革マル」の学生。当時、2年生だった俺は「へんな右翼」と思っていた。(大江さんも「元民青」、つまり共産党だった)

 もう一つ、注目したのは、教祖の文鮮明さんは生前、「宗教はいらない。教会も不要。家庭が祈りの場になればいい」と言っていたこと。意外だった。

<何だか分からない今日の名文句>

 教団の目的は憲法の条文に

 『国を愛する義務』を!