毎日新聞東京社会部から、後輩の谷口泰三君の訃報が届いた。78歳だった。
谷口君は三歳歳下の「原稿が上手な遊軍記者」。社会部時代、何度か彼のチカラを貸してもらった。
最近は彼のブログを覗いていたが……いつまで経っても「筆」が達者だ。
そのブロクで始めて知ったのだが、彼は入社以前に結婚していたらしい。
〈私が毎日新聞社に入社したのは半世紀まえの1970年4月でした。そのころ私は、早稲田大学近くに下宿していました。下宿は女人禁制で、2階が大家さん、下が学生たちの住まいでした。そこに私は学生結婚の妻と住んでいました。二人の郷里・福井県から彼女が出てきてしまったので急遽の新居でした。隣室は革マルの集会所らしく、連日襲撃計画などが謀議されている様子でした〉
谷口君、女性禁制の掟を破っていたんだ。
その結末は詳しく書けないけど……その話、面白かった。お前さんはいつも「良い男」だったんだね。
面白かった!と言えば産経の「50歳の女性が東大の入試に合格した話」も楽しかった。
「安政真弓さん」という女性は昭和37年、姫路の生まれ。2浪の末、挑んだ東大に落ち、早稲田大第一文学部へ進学したが、倅が東大を目指した平成24年、自分も東大にチャレンジ。見事、合格した。
東大では教養学部教養学科・地域文化研究分科でイタリア地中海研究コースを専攻。在学中には仏・ストラスブール大へ1年間留学も果たした。
俺なんて、勉強が大嫌いだけど(笑)……世の中、素晴らしい女性がいるんだな!
<何だか分からない今日の名文句>
東大合格の秘訣は?
取り敢えず
「当日、風邪を引かない」こと